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2010年10月8日金曜日

海外で研究する生命科学者からのメッセージ

久しぶりの更新になってしまいました。
6月の微小管学会のレポートから再開したいと思いますが、その前にひとつ宣伝を。

海外で研究する生命科学者の等身大のメッセージが聞ける、ビデオインタビューのサイト(Gallasus Video Library)があります。
http://gallasus.typepad.com/videolibrary/

最近言われていることですが、日本人研究者が海外に行きたがらない「内向き志向」があるとのことです。これは研究者に限らず、ビジネスの世界でも、若い社員が海外赴任を嫌う傾向にあるというのを聞きました。

私の意見としては、本人たちがそれでよいならよいと思います。敢えて海外に出る必要はないでしょう。そもそも、私が学生の時だって周囲はそんなに海外志向は強くなかったように思います。私自身も学生の頃は海外でポスドクするとは思ってませんでした。また逆に、海外に行けばnature, Science, Cellなどの有名誌に論文が出せると考えている人がいるとしたら、それは幻想です。

ではもし将来どうしようか迷っている人がいるとしたら、私は「自分の経験から」海外でポスドクすることを勧めます。その理由はいろいろありますが、私宛にメールをくれればその人にはお伝えしようかと思います。あまりここで書いてしまうと、日本に留まることを否定していると勘違いされてしまうかもしれないのでこれ以上は書かないことにします。

さて、上記のビデオインタビューのwebsiteですが、実は私の知っている人が出演していて、とても楽しく拝見しました。次回そのことについてもう少し触れます。

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