じつに4ヶ月遅れの報告ですいません。
6月にドイツのEMBLで開かれた微小管学会(microtubule meeting)についての続きです。学会の内容は微小管の構造から機能に至るまで、私が想像していたよりも幅広い範囲にわたる学会でした。わたしは微小管そのものの構造を第一の研究ポイントにおいているわけではないので、構造学的な知識もなく、また学会での発表を聞いてもすごく良く理解できるわけではありません。たぶん日本語で発表されても私の理解度は変わらなかったでしょう。それだけ、私には微小管の構造についての基礎知識がないということです。
だからこそ、構造分野は自分で勉強するのは大変なので、こういう学会に参加して、100%の理解は無理だとしてもせめて基礎中の基礎の部分だけでも知ることができたら楽しめると思います。場合によっては、イントロ(研究の背景)だけでも分かればOKということにしてます。という情けない状況なので、どうか、微小管の構造について研究している方は私に教えてくださると助かります。
その中でも、私が特に感動した発表がありました。
UCSF(University of California, San Francisco: カリフォルニア大学サンフランシスコ校)のDavid Agard博士による、ガンマチューブリン複合体の構造についてです。
ここで気がついたのですが、当ブログでは、ガンマチューブリン複合体について一度も書いたことがありませんでしたね。それでは次回から、ガンマチューブリン複合体について書くことにしましょう。
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