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2010年1月27日水曜日

学術雑誌








学術雑誌:ネット購読料高騰に悲鳴 3年で2.5倍


これは確かに大きな問題ですね。急騰ですよ。

私は最近、これまで聞いたことない学術雑誌が多すぎると感じてます。
あんまり雑誌が細分化しても結局はそんなに読まないんですよね。たまたま自分の興味ある論文が載っていたので1報読んだっきりで、その後2報目を読むことのない新興雑誌って結構あると思いませんか? 読者の立場からすれば、そんな雑誌はいらないです。

しかし、著者(投稿者)としての立場ではどうでしょうか。ある意味、論文数が問われる世界でもあるので、雑誌数は増えるし、そのことを望んでいる研究者も多いのかもしれません(自分はそうではないですが)。

最初は聞いたことも興味もなくても、そんな新興雑誌から「review記事書いてよ」なんて依頼が来れば、ついその話にのってしまう。それまで聞いたことも投稿しようとも思わなかった新興雑誌が、急に「ひいきの雑誌」になってしまう。自分も、それを読んだ読者も「今度はここに論文投稿してもいいな」なんて思ったりして、ずるずると引きずり込まれる、自分はそんな気がします。

オンライン出版のみにすれば経費もあまりかからず、投稿は減らず、雑誌社は儲かるのだという意見も確かにあります。この悪循環を断ち切るべきか、あるいはどこかのステップが破綻するのが先か。もう、日本の大学は一致団結して、パッケージ購読をやめてもいいのかもしれません。

そんなことよりも、東大図書はnatureの古い論文をオンラインで読めるようにしてほしいです。

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